密輸 1970
1970年代半ば、韓国の漁村クンチョン。海が化学工場の廃棄物で汚され、地元の海女さんチームが失職の危機に直面する。 リーダーのジンスクは仲間の生活を守るため、海底から密輸品を引き上げる仕事を請け負うことに。 ところが作業中に税関の摘発に遭い、ジンスクは刑務所送りとなり、彼女の親友チュンジャだけが現場から逃亡した。 その2年後、ソウルからクンチョンに舞い戻ってきたチュンジャは、 出所したジンスクに新たな密輸のもうけ話を持ちかけるが、ジンスクはチュンジャへの不信感を拭えない。 密輸王クォン、チンピラのドリ、税関のジャンチュンの思惑が絡むなか、 苦境に陥った海女さんチームは人生の再起を懸けた大勝負に身を投じていくのだった……。